青色ペンギンのブログ

心臓病の経験を書いています😄

ICUにて

ICUには、1ヶ月近くお世話になったような気がします。

なぜ「気がする」なのかというと、寝た状態のままでは、日時がよくわからないのです。

 

最初の2週間はせん妄の最中で、暴れていました。

身体は鉛のように重く、動かない。平衡感覚もないため、寝ているのかもわからないのです。

私は普段コンタクトレンズを使用しているのですが、急に運ばれると荷物や眼鏡が別で管理されてしまっていたので、目が覚めても視界がぼやけて、状況判断が難しい状態でした。

眼鏡している方は、術後の眼鏡って大切ですね。

 

徐々に、看護師さんたちがしてくれるケアから、朝・昼・夜を把握し、体外式補助人工心臓が装着されている状況でも、可能な範囲で自分を取り戻していきました。

しかし、何故か夜って怖いもので、精神科の先生にも助けて頂きました。

そして、一部屋に昼夜必ずついてくれる看護師さん。あの時の対応の仕方、とても勉強になりました。あとで聞いたら、ユマニチュードという対応の仕方があると聞きました。

 

2週間寝ていると、足の荷重感覚というのが鈍感になりました。

「立てない」って、こういう事かと。そこから、人にとって感覚というものがどれだけ大切なのかと実感しました。

エアーベットに寝ていると、背中から入ってくる感覚が乏しいため、身体の安定って図れないものです。

なので、身体を拭く時、看護師さんが背中を拭いてくれることは、背中の皮膚に刺激が入り、皮膚の状態の改善や起き上がりや座位へと繋がっていくのだと思いました。

看護師さんってすごいです!

そして、子供と会えない、家族とも会えない状況で精神的に追い詰められる私に、さまざまな工夫をしてくれた看護師さんの対応に感謝ですm(_ _)m